2014年04月08日

小保方氏不在のSTAP細胞の存在検証は無意味

4月8日、Yahoo!ニュースに「STAP細胞 検証実験 『細胞の存在』否定は困難」という記事(産経新聞からの転載)が掲載されていました。

記事によると、
 「本当に存在するかは、やってみないと分からない」。STAP細胞の存在を調べる実験の見通しについて、こう説明した理研の検証チーム。論文不正の判明で細胞の存在は大きく揺らいでおり、実験で再現できるかは不透明だ。……論文と同様のリンパ球による実験を9月末に終わらせ、さらに厳密な解析が可能な肝細胞による実験に移行。来年3月末に最終報告をまとめる。約1年に及ぶ実験の総経費は1300万円で、成功した場合は研究者を対象に講習会を開くなどしてノウハウを公表し、第三者機関の再現を待つ。ただ細胞が存在しない場合、どの段階で「ない」と見極めるかは困難だ。相沢氏は「なぜできないかを期限内で説明するのは極めて難しいだろう」と話した。
とのこと。
しかも肝心の小保方氏は「『実験できる精神状況にない』(相沢氏)として、検証チームには参加しない」のだそうです。

しかし、今回の検証は一連の騒動の決着を付けるために重要なのはもちろんのこと、1300万円という決して安くない経費や、第一線の研究者が本当であれば自分の研究に費やすはずの莫大な機会費用を浪費するわけなので、「頑張ってみましたが、存在するかしないか結局分かりませんでした」では済まされません。

そもそも“STAP細胞が存在するかしないか”を実験によって検証しようとするから「やってみないと分からない」という話になるのであって、そうではなくて“小保方氏らが発見した作製手順に従えばSTAP細胞ができる”という主張の真偽を検証すればよいのです。

世界中の多くの研究者が再現実験をしても成功例が出ていないにもかかわらず小保方氏がSTAP細胞の存在を確信している以上、小保方氏が参加しない理研の検証チームが存在証明に失敗したとしても同氏がその検証結果を認めない可能性が残ります。

であれば、STAP細胞騒動に後腐れ無く決着を付けるためには、小保方氏が「実験できる精神状況」に回復するのを待って、第三者が監視する中で小保方氏主導による検証実験を行うしかないと思います。


| 東京 ☀ | 科学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。