2014年04月11日

憲法9条がノーベル平和賞なら受賞者にふさわしいのはアメリカ国民

4月11日、朝日新聞のサイトに「『憲法9条をノーベル平和賞に』推薦受理 実行委に連絡」という記事が掲載されていました。

記事によると、
 戦争の放棄を定めた憲法9条をノーベル平和賞に推した「憲法9条にノーベル平和賞を」実行委員会(事務局・神奈川県相模原市)に、ノルウェー・オスロのノーベル委員会から推薦を受理したとの連絡があり、正式に候補になったことがわかった
とのこと。

これを受けて、実行委員会事務局の岡田えり子さんは、
 「受理されてうれしい。受賞者は個人か団体となっているが、受賞者を日本国民としたことを委員会は受け入れてくれた。これで日本国民一人一人が受賞候補者になった」と話した
そうです。

以前の記事にも書きましたが、憲法9条の起草に至る経緯を知っている人であれば、誰もが違和感を覚える行動です。

いみじくも今朝の朝日新聞朝刊で文芸評論家の加藤典洋氏が指摘しているように「現在の憲法は明らかに米国に押しつけられた」「(耕論)孤立する日本」)のであって、日本国民が褒め称えられる話ではないのです。

したがって、日本に平和憲法を押しつけ、戦後一貫して日米安保条約によって日本が独自に国防軍を設けることを阻み、東アジア地域の平和と安定に寄与したのは、日本ではなくアメリカです。

こう言うと、“たとえ出発は押しつけであっても戦後ずっと憲法改正をせずに守り抜いたのは日本国民だ”と反論するのでしょうが、核兵器を保有するソ連や中国といった大国に囲まれながら武力放棄を謳う憲法を改正せずにいられたのは、在日米軍と核の傘という圧倒的なアメリカの軍事力に守られていたからです。

ひたすら護憲と沖縄からの米軍基地撤退を叫ぶ左翼の言説に説得力がないのはまさにこの点で、戦後の日本は平和憲法によってではなく、平和憲法と日米安保の抱き合わせによって戦争と無縁でいられたのです。
すなわち、平和憲法と日米安保はコインの裏表の関係なのです。

この実行委員会がやっていることは、クラスの誰もがその力を認めるジャイアンに守ってもらっているスネ夫が、小学校の6年間を通して一切ケンカに巻き込まれなかったのを良いことに「僕、一度もケンカしなかったんだよ。スゴイでしょ。表彰して〜」と学校に表彰をねだるのと同じ構図ではないでしょうか。
どうみても、表彰されるべきはスネ夫ではなく、“守る”という名目でほっといたら周りにケンカを売りかねないスネ夫を抑えることに成功したジャイアンの方でしょう。

すなわち、ノーベル平和賞を授与すべきは日本国民ではなく、日本の非軍事化に成功したアメリカ国民なのです。


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